人間に多大な関心を抱きながら、人間が理解できないと思っている人がずいぶんいるに違いない。
そういう人に私の考えを述べてみたい。
人間とは、サル目、真猿亜目、ヒト科の生物なのであり、人間である以前に、サルの一種である。
ヒト科に属する生物には、人間、ゴリラ、チンパンジーがあり、ヒト=人間ではない、あくまで我々はサルの仲間なのである。
したがって、我々の行動のかなりの部分は、サルの本能である。 人間を理解しようと思うなら、まずはサルについて研究しなければならない。
周知のように、人間とチンパンジーの遺伝子の違いはわずか1%にすぎないし、人間とチンパンジーは、社会構造など文化の多くを共有している。
サルの多くは、ニホンザルのように、子供から大人になるときに、オスが群れから出て行くが、チンパンジーと人間などは例外的に、メスが群れから出て行く。 人間の場合で言うと、結婚するとき多くの女性が嫁になって、家から出るのである。
このように、人間はチンパンジーなどのサルと、形態が似ているだけでなく、多くの文化を共有している。
結局何が言いたいかというと、人間について理解しようと思うなら、まずは我々はサルなのだという原点に戻って、サルについての研究をしなければならないのだ。
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